LAN設計を行う上で様々な、Ethernet(イーサネット)の種類を押さえておく必要があります。こちらではIEEE 802.3 標準の10Base2、10Base5、10BaseTを説明します。
LAN設計を行う上で様々な、Ethernet(イーサネット)の種類を押さえておく必要があります。こちらではIEEE 802.3 標準の10Base2、10Base5、10BaseTを説明します。
■ 10Base2
10Base2 は、thinnet(シンネット)とも呼ばれている。
・10Mbps
・ベースバンド技術
・最大距離 185m
・AUIコネクタを使用
・1つのセグメントで最大の対応ワークステーション数は30台
・バス構造(論理的にも物理的にも)
● 10Base2 を分解説明すると以下のようになります。
10 → 10Mbps ※速度のことです。
Base → ベースバンド技術 ※通信でのシグナリング方式。
2 → 200m ※最大距離185mに近い数字で示されてます。
● ネットワーク接続時
10Base2イーサネットカードは、BNC と Tコネクタ を使用。
※BNC (British Naval Connector)
■ 10Base5
10Base5 は、thicknet(シックネット)とも呼ばれている。
・10Mbps
・ベースバンド技術
・最大距離 500m
・AUIコネクタを使用
・バス構造(論理的にも物理的にも)
・1つのセグメントで最大の対応ワークステーション数は1024台。リピータにより最大2500mまで。
■ 10BaseT
各デバイスは、スイッチ や ハブ に接続されないといけない。
・10Mbps
・ツイストペア線(カテゴリ3)を使用
・RJ-45コネクタを使用
・論理的には、バス構造。 物理的には、スター構造。
・セグメント毎、回線毎にホストは1つだけ