トランスポート層

トランスポート層は、上位層からのデータ分割再組み立てを行います。エンド・ツー・エンドのデータ転送を提供し、宛先と送信元のホスト間に論理的な接続を確立します。


トランスポート層の役割

・セッションの確立
・バーチャルサーキットの切断
・上位層への透過的なデータ転送
・上位層アプリケーションの多重化
・情報の詳細を隠蔽

など。


データの完全性はトランスポート層のフロー制御で保証される。

データの欠落を防ぐには、送信側ホストが受信側ホストのバッファをオーバーフローさせるとよい。


コネクション型通信信頼性のあるデータ転送のため

・受信側にてセグメントを受信 → 送信側へ確認応答を送信
・確認応答がないものは全て再送
・宛先にセグメントが到着 → 元もとの正しい順番に並び替えを行う
・データの喪失、過負荷などを避ける

ネットワーク氾濫制御システムは、トランスポート層の機能です。

※確認応答は、再送付き肯定確認応答とも呼ばれております。


● ウィンドウ制御

送信側が確認応答を必要とせずに送信できるデータセグメント量をウィンドウという。情報の量を、TCP/IPではバイト数で測る。

 

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